何の日シリーズ ~2月12日~

こんばんは、福田です。
 
本日は、今日は何の日シリーズです restaurant

レトルトカレーの日

いまや国民食とも言える存在の「レトルトカレー」。
お湯や電子レンジで数分加熱するだけで美味しく食べられるレトルトカレーは、根強いファンも多いのではないでしょうか。
このレトルトカレーが生まれたのは、今から52年前のこと。
1968年2月12日の明日、世界で初めてとなるレトルトカレーが関西で販売されました。
現在では様々なメーカーがアイデアを凝らした商品を展開しており、店頭に並ぶ商品は500種類以上と言われます。
日本の食文化の一つとなった、レトルトカレーについて紹介します。
レトルト食品が初めて開発されたのは、1950年頃のこと。
最初は、アメリカの陸軍ナティック研究所が、軍事用の携帯食として試験的に開発をスタートしました。
その後、1969年にアポロ11号がレトルト食品を宇宙食として搭乗させるなど、開発が進んでいきます。
しかし、アメリカでの開発は一般に広がっていきませんでした。
理由の一つは、商品化するにあたり、レトルトパウチの安全性の問題が払拭できなかったからだと言います。
レトルト食品がなぜ日本に伝わったのか。それは、この技術を紹介した記事を読んだ会社があったからです。
そう、それがあの「ボンカレー」を生んだ大塚食品でした。
〈缶詰のような保存食でありながら、防腐剤や保存料を使わずに、そして煮沸したときに煮くずれない状態にできないか──〉。
安全性と美味しさを追求しながら、液体であるカレーを真空パック状にするという初めての試みに、パウチの耐久性やカレーの耐熱性などテストを繰り返したとか。
そしてついに1968年、世界で初めて「ボンカレー」が、関西地区限定で販売されました。
当時の価格は1個80円。高級品と受け取られていたようです。
当初は、高密度ポリエチレン・ポリエステルの2層構造の半透明パウチであったために、賞味期限は冬場で3カ月、夏場で2カ月でした。
カレー市場が大きくなったのは、1960年代に子供も食べられる甘口カレーが登場したこと。これによりカレーは、あらゆる家庭で食べられるようになりました。
ここ数年のブームになっている「ご当地カレー」。様々味・具材を使った郷土色豊かなカレーの登場により、レトルトカレー市場は変化していきます。
たとえば広島県の「牡蠣カレー」、福岡県の「博多明太子カレー」、富山県の「白海老カレー」、茨城県の「メロンカレー」等々は、ネットでも人気の商品です。
カレーとは一見相性が悪そうな特産品との組み合わせの妙が、味に広がりを生み、人気を呼んでいるのですね。
レトルトカレーはロングセラーを除けば商品寿命は短く、世に出ては消えていったカレーの総数は2000種類とも言われています。
レトルトカレーが生まれてわずか約40年の間に、様々なカレーが登場し、いまや一つのグルメとして楽しませてくれています。
手軽に味わえる美味しいレトルトカレーを、「レトルトカレーの日」のちなみ、ぜひ食べてみてはいかがでしょう。
 
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カレーは美味しいニャ~

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